戯言日記 過去の日記


  2009.6.28 イカ

先週の会社にて。

先輩「釣りにはまってるんだって?土曜日に磯へ イカ釣りに行くんだけど一緒に行かない?」

bane「えーイカですか?……黒鯛が釣りたいんですけど……。」

先輩「今の時期チヌ(黒鯛)は沖へ出てるから難しいって。 秋になったら釣らせてやるよ。それより今は夜釣りでイカが絶対釣れる!! 季節で釣る魚を選ぶのが一流の釣り師ってもんだ。」

bane「……ぐ。確かに。」

この先輩、釣りに関しては会社でも上級者として知られている人なので、 後学のためにお供させてもらうことにした。

………ということで。

果たして、ササミでイカは釣れるのか!? 海の男は夜釣り大作戦!!(番外編)

エサに鶏のササミを使うんだって。本当に釣れるの?





今回の釣り場は角島よりちょっと先にある岬。

ここまでたどり着くのが本当大変だった。

15分くらいゴツゴツの岩場を歩く。……足を滑らせたらアウトなので本当に慎重に歩いた。

イカ釣りは日が暮れてからということなので、それまでは各々適当な釣りをすることに。

先輩は集魚剤を蒔いてのアジ釣り。

私は磯ということで、引っかかりやすいいつもの投げ釣りをパスし、 すぐ足元が深くなっている部分にエサを落とし込んでカサゴを狙うということにした。

カサゴは岩の隙間に潜む魚なので、こういう磯には大漁に住んでいるはず!!

で、いつもの青ケビ(不気味な芋虫)を足元に投入。

投入直後に小さいあたりがいくいつも。で、いきなり小さいベラが釣れる。

さすがに小さすぎるし美味しくないしでリリース。

エサを付け替え再度投入。

投入直後小さな当たり。小さいクサフグ。リリース。

エサを付け替え再度投入。

投入直後小さな当たり。小さいアジ。リリース。

エサを付け替え再度投入。

投入直後小さな当たり。小さいよく分からない魚。リリース。

………。

なんだこれは?

カサゴは底に住んでいるらしいのでとりあえずエサを底にもって行きたいのだが、 その前に小さい魚がエサをつつきまくってかかってしまう。

かからなくても、即効でエサを取られてしまう。

先輩「これはだめだわ。魚の産卵シーズン直後なんで 小魚が溢れてる。」

先輩が海面に集魚剤(細かいオキアミ)を蒔くと、その瞬間に海面に小魚の波紋がビチビチと溢れる。

うわ……すげぇ。

これではすぐにエサを取られてしまうはずである。うーんどうしよう。

考えた結果、私はエサが無くなった時用に買っておいた擬似餌(小さいエビの形をしたゴム) を付けることにした。

これなら簡単に食いちぎられないはずだし、 針を大きいものにしておけば小魚がかかることもないはず!!

これを投入。

小魚に突付かれる手ごたえはあるものの、エサは無事に底にたどり着いたっぽい。

そして。

カサゴGET!!

bane「やったー!!」

先輩「これは立派なのが釣れたなぁ。 擬似餌は詳しくないんだけど、こんなのが釣れるんだな。」

この後もう一匹カサゴを釣り上げることに成功し、 日が沈んできたのでいよいよイカ釣りの準備を始める。





日が沈むと当然のことながら周りは真っ暗。

用意したランタンとヘッドランプで視界を確保し、イカ釣りを始める。

イカ釣りの道具は全て先輩が用意。光る電気浮きとエサのササミ。

……ササミで釣れるの?

一抹の不安を抱きつつ、足元に注意しつつ投入する。

沖にはイカ釣り漁船の明かり。手前には浮かぶ小さな電気浮き。あとは真っ暗。

幻想的。

で、沈む私の電気浮き。

ヤリイカGET!!

体調30cm以上。でかいし目が宇宙人みたいで怖いしスミをプシュプシュ吐きまくるし。

こんなの釣れるんだ。ちょっと感動。

先輩「な、ササミで釣れただろ?」

得意げな先輩。

続いてまたまた沈む浮き。

今度はミズイカ。

bane「すげー!!すげー!!」

周りの幻想的な雰囲気と相まって、テンション上がりまくりの私。

その後も釣れ続け、辺り一面スミだらけ。(笑)





結局。

今回のイカ釣りは、私が4匹、先輩が7匹を釣り上げるという大漁で幕を閉じた。

移動が大変で足が痛くなったけど、イカ釣り漁船をバックに 暗闇の中灯る電気浮きが沈む瞬間というのは、本当に幻想的な光景だった。






  2009.6.21 ベラ

今週は麻生と行ってまいりました。

果たして、エビ不気味な芋虫でタイは釣れるのか!? 海の男は一本釣り大作戦!!(番外編)

今回は麻生用に安い投げ竿を一本購入し、 適当にキスでも釣れれば料理してもらって食べさせてもらおうという趣旨。

場所はいつもの彦島荒田港。9時開始で4時間ほどの予定。

麻生は釣り初体験というので、準備からエサ付けまで私が担当。

果たして、麻生に釣られる魚は存在するのか?……とかなめていたんだが。

釣り始めた直後。

麻生「なんか釣れた!!」

いきなりのキュウセンベラ(オス)ゲット!!

これはお見事。ペットボトルと同じくらいの大きいサイズ。

キュウセンベラとはオスとメスで色が全く違うベラの一種で、 メスは第一回で同期Nが釣り上げている。

表面がヌルヌルなのであまり食べる習慣が無い魚なのだが、 実はべラの中では最も美味しいとされていて、それを知ってる人は必ず持って帰るらしい。

サイズも大きいのでこれは当然キープ。

これは幸先がいい……ビギナーズラックか!?とか思っていたら。

麻生「メバルが釣れた!!」

麻生「クサフグが釣れた!!」

麻生「イトヒキハゼが釣れた!!」

麻生「なんか小さい小魚が釣れた!!」

麻生「違う種類のベラが釣れた!!」

お前釣れすぎだ!!

なんだその快進撃は。

もちろんたくさん釣るのはいいのだが、釣った後の作業は私の仕事。

麻生が釣る→私が持っていた竿と麻生が釣った竿を交換し、 魚の取り外し・仕掛けのチェック・エサの交換作業を私が行う →その間に麻生が別の魚を釣り上げる………というループ。

自分が全然釣りに参加できません。

麻生には仕掛けを遠くに投げるのが難しいらしく、 キスが釣れるあたりまで仕掛けを飛ばすことができないので、 開き直ってすぐ足元(先週同期Nが釣れなかったポイント)を狙ってみればとアドバイスしたんだけど。

なんでこんなに釣れまくるんだ……?(同期Nの立場がない)

結局麻生は、メバル1匹、ベラ4匹、クサフグ3〜4匹、イトヒキハゼ3〜4匹、 よく分からない小魚2匹という、初めての釣りとしては出来すぎな結果に終わった。

私もなんとかループの隙をついて、メバル2匹、ベラ3匹、エソ1匹をゲット。

早朝でもないのに釣れたなー今回は。特にベラが。



昼過ぎ、麻生&麻生母に釣った魚を調理してもらった。

メバルは味噌汁。小さいのでほとんどダシ要員。

ベラは煮付け。なんか白身が川魚の味に似ていて美味しかった。



同期Nが釣れなかったポイントで麻生がこれだけ釣った事実を 本人に話すべきか、悩むところ。






  2009.6.14 不味い奴

本日も同期Nと行って参りました。

果たして、エビ不気味な芋虫でタイは釣れるのか!? 海の男は一本釣り大作戦!!(第三回)

場所は前回と同じ彦島の荒田港。

そろそろ目標とする黒鯛のシーズンも終了らしく、黒鯛狙いの釣法の釣り人達も少ない。

黒鯛は一年中釣れる魚だが、この時期は産卵ですべての栄養を使い切ってしまい、 釣れてもあまり美味しくないらしいのだ。

しかし!!そんなことは関係ない。

前回で掴んだ釣りのノウハウを生かし、どうにかして一匹釣ってみせる!!





で、今回も青ケビという不気味な芋虫をエサに釣りを始める。

前回と同じ場所なだけあって私は魚のいるポイントをなんとなく掴んでおり、 早々にキス3匹を釣り上げるという順調な滑り出し。 (とりあえず麻生母への貢物としてキープ)

しかし、その後はどれだけ頑張ってもイトヒキハゼという不味い魚しか釣れない。

同期Nと合わせて合計20匹は釣っただろうか?(10匹目くらいから数えるのも面倒になった)

前回も二人で10匹近く釣れたが、今回は特によくかかる。

違う種類のハゼなら揚げ物が美味しいらしいのだが、 こいつは煮ても焼いても揚げても不味いらしく、全てリリースしている。

10センチくらいの大きさで引きも弱く、 そのくせ口が大きく針を奥まで飲み込むので外すのが大変。……しかもパクパク噛み付いてくるし。

……下手に触れない毒持ちの魚よりはマシだが、かなりハズレな魚である。

とくに同期Nは悲惨で、「何かかかった」と喜んで巻き上げたら 2本針に両方ともこいつがかかっている(笑)という不幸な現象を筆頭に、 ほかの魚が全く釣れてない。

こいつが美味しい魚ならうれしいのに。





何時間か経過後。

突然同期Nが足元の堤防のフチに釣り糸を垂らし始めた。

私達が行っている釣りはいわゆる「投げ釣り」というやつで、 堤防上から沖へ向かってオモリ付きの仕掛けを投げ、底の魚を釣るというものである。

エサ取りのために海底に潜ってくる黒鯛を狙いつつ、キス・カサゴなどの 元々海底に住む美味い魚をついでに釣ろうというコンセプト。

沖合いの方が大きい魚がいる可能性が高く、遠方を狙って仕掛けを投げていたのだが……?

bane「そんな足元を狙ってどうしたの?」

同期N「結構大きな魚の群れが見えたんで狙ってみる!!」

マジか!?こんな近くに!?

半信半疑で私もそこに釣り糸を垂らしてみると……。

10センチほどのメバルをゲット!!小さいけど見た目が格好いい!!

どうやら同期Nが見たのはメバルの群れだったようだ。

メバルは刺身でも焼き物でも煮付けでも食べられるとても美味しい魚。

群れ行動が基本なので1匹釣れたら同じ場所で何匹も釣れるらしい。 (ネットでの事前調査&先週の水族館で学習済み)

釣れたやつは小さいが、ひょっとしたら群れの中に大きいやつがいるかもしれない!!

bane「これはチャンスだ!!同じところを攻めよう!!」

同期N「ラジャー!!」

はりきって足元に糸を垂らす私達。

……しかし。

群れの中に大きいメバルがいないのか大きい奴は簡単に食いつかないのか分からないが、 針を飲み込めない小さい魚にエサだけを取られまくり、一向に釣れない。

そうこうしているうちに群れも見えなくなってしまった。残念。

同期N「なんで俺が見つけた群れなのに、baneしか釣れないんだよ(涙)」

同期Nの嘆きが堤防に響いた。

……これはさすがに偶然だって。(笑)





結局。

黒鯛は今回も釣れず私はキス3匹、小メバル1匹、クサフグ1匹(小さいフグ。当然リリース)、 イトヒキハゼ多数(リリース)という釣果。

同期Nはイトヒキハゼが多数のみ。(後半にキス1匹がかかるも、水面まで引き寄せた時点で 運悪く逃げられてしまったのが悔やまれる)

全体的に寂しい結果に終わった。(今回は同期Nに不幸が続いてちょっと可哀想だったかも)

この企画も三回目だっていうのに、未だ黒鯛の影は見えず。

本来、黒鯛はエサを蒔いておびき寄せつつ浮き釣りで釣るのが一般的であるが、 それだと他の魚が釣れないのでつまらない、ということで投げ釣りを選択している。 (投げでも釣れるらしいし)

でもこれはちょっと釣法を変える必要があるのかな?

でも投げ釣りは準備とかも手軽だしー。

いずれにせよ。

次回こそは必ず黒鯛を釣ってみせる!!






  2009.6.7 flash6月バージョン

トップflashを6月バージョンに変更。

梅雨をイメージして超手抜きの雨。(水色の縦線をランダム降下させるだけ)

……果たして雨に見えるんだろうかこれ。







先週の大漁を、釣り場を教えてくれた会社の工員のおっちゃんに報告。

釣れた魚の写真を見せる。

bane「というわけで、教えてもらった釣り場、大漁でした!!」

おっちゃん「いやー良かったよ。 釣れなかったら次どこを教えようとか考えてた(笑)」

bane「本当にありがとうございました!!」

おっちゃん「いやいや。 ……あ、そういえばうちの息子(中学生)も先週釣りに行ってきて、小さなメバルを 一匹釣ってきたよ。」

bane「メバル!!すごいじゃないですか!?」

おっちゃん「10センチ無いくらいの本当に小さいやつだよ。 しかも煮付けにしてくれって言って母ちゃんに頼んで本当に小さい煮つけが出来上がった(笑)」

煮付けの写真を見せてくれるおっちゃん。

携帯電話よりも小さい身が、大きめの平皿の真ん中にちょこんと乗ってタレがかかっている。

bane「逆に高級感が出てるっ!!」

おっちゃん「それっちゃ。 フランス料理みたいにナイフとフォークで食べてたし。……子供は何を考えてるかわからんね。」

そういえば私も小さい頃父とキャンプに行ったとき、一匹だけ釣れた小さいウグイ (あまり美味しくない淡水魚)をわざわざ焼いて食べさせてもらったことがある。

子供っていうのはそういうものなんだな。







下関水族館の大水槽にて。

bane「なるほどなるほど。メバルは群れで泳いでいるから 一匹釣れれば同じ所で何匹も釣れるな。カサゴは岩場に、キスは砂地にいずれも 底を這うように泳いでいるから底狙い、と。私の目標黒鯛は普通中間層くらいで 泳いでるけど、エサを食べるときは底に潜ってくるみたいだから理論的には カサゴ・キスと同じ釣法で釣れそうだ。ぶつぶつ。」

水族館で実際に釣り対象魚をみて研究(笑)。








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