戯言日記 過去の日記


  2009.9.27 カナブン

実家に帰省中、かの・ケヤと一緒にナンジャタウンに遊びに行った。

で、二人と別れ、宇都宮に帰る途中の宇都宮線。

席は完全に埋まっており、立ってる人も結構多い状態。

私は運転席のすぐ隣の壁に持たれかかってボーっとしていた。

そのとき。

ある停車駅で開いた扉から一匹の大きなカナブン襲来!!

ブーンという大きな羽音を立てて好き勝手に車内を飛び回る!!

乗客A「うおっ!!」

乗客B「キャー!!」

騒然とする車内。(いやさすがにそこまでみんな大げさじゃないけど)

カナブンは私の近くにも巡回してくる。

うあぁ。落ち着かねーなこれじゃあ……とか思っていると。

ズボ!!

なんとカナブン、座って寝ているおねえさんの膝の上の紙袋に侵入!! そのまま出てこなくなった。

おねえさんはぐっすり眠っていて全く気づいてない。

うあ……これどうしよう。

教えてあげるのが普通だが、疲れた顔して寝ているおねえさんを わざわざ起こすっていうのも気が引ける。

おねえさんの隣に座っているおばさん二人組も、前に立っている会社員風の人も 声をかけるか迷っている様子。

5分ほど、車内に気まずい雰囲気が漂う。

次の駅に停車する電車。そこで思わぬ進展が!!

なんとその駅がおねえさんの降りる駅だったらしく、 停車した瞬間におねえさんは目覚めると当時に席を立ち、 紙袋を持って開いたドアに向かう!!

おねえさんが急に動いたもんだから、周りの人はとっさに動けず。 おねえさんの動きに注目するだけである。

この状態でいきなり「紙袋にカナブン入ってますよ」なんて 声かけるのは変だし、おねえさんには可哀想だけど、このまま車内の厄介者 のカナブンを持ち帰ってもらおう。……という悪魔の思想が他の乗客一同を支配する。 (いや、みんなどう思ってたのかは知らないけど)

しかし!!

ブーン。

なんとカナブン、おねえさんが電車から降りるのと同じタイミングで紙袋から 飛び立ち、再び車内を飛び回る!!

なんでだよっ!!

乗客全員が心の中でツッコむ声が聞こえた気がした。 悪い考え方は中々上手くいかない。

降りたおねーさんがカナブンに気づいたかは私の位置からは見えない。

閉まる扉。電車はカナブンを乗せたまま発車。

ブーン。

落ち着かない!!

しかし!!

ここで思わぬ救世主が現れた。

女の子「とうっ!!……やったー捕ったよー!!」

カナブンがシートに止まった隙に、近くに立っていた小学生くらいの女の子が 手で捕獲したのだ!!

女の子はお父さん・お母さん・幼稚園児くらいの弟らしき人と一緒に乗車していた。

お父さん「よくやった!!」

弟「ねーちゃんすごい!!」

お母さん「逃がしちゃダメよ。次の駅で外に放してあげなさい。」

車内一同安堵のため息。捕獲した女の子にエールを送る。

女の子は得意になりながら、両手でカナブンを閉じ込め、「うわっ。中でめっちゃ暴れてる!!」 と終始はしゃいでいた。

次の停車駅。扉が開く。

お父さん「よし。外に放り投げてきなさい。」

女の子「分かった!!」

乗客一同に注目されるなか、開いた扉に駆け寄り、 「とう!!」という掛け声とともに外にカナブンを投げる女の子。

しかし!!

ブーン。

女の子「わー!!戻ってきた!!」

なんとカナブンは電車の外の空中で体勢を立て直し、同じ扉から車内へ戻ってきたのだ!!

お母さん「ちゃんともっと遠くに投げなくちゃダメじゃない。」

女の子「ごめんなさいごめんなさい。」

申し訳なさそうにする女の子を尻目に、三度元気に車内を飛び回るカナブン。

……うわぁまた落ち着かない空間が展開されるのか……。

誰かどうにかしろよこの状況……。

さすがにげんなりする(感じの)乗客一同。

しかし!!またまた救世主が現れた!!

ガシ!!

窓枠に止まったカナブンを捕まえたのは、ガクランを着た部活帰りらしき中学生男子!!

中学生「僕次で降りるんで、このまま持っていきます。」

一同に知らせる中学生。

車内に訪れる安堵。おばさん二人組軽く拍手してるし。





結局、次の駅でその中学生がカナブンを捕獲したまま降車し、 一連の騒動は終了した。

落ち着かない不快な状況だったけど、 大人たちの(私も含め)「誰かなんとかしろよ」という他人任せな連帯感と、 実際解決しようと動いてくれた子供達がなんか面白かった。






  2009.9.13 チヌ

先週「次回は必ず黒鯛を!!」とか書いていたけど。

いきなり31cmをゲット!!

鮮やかな赤の真鯛も良かったけど、黒鯛の黒色も中二病っぽくて格好いい!!

背びれが鋭利すぎ!!この後ビニール袋に入れたら背びれの部分だけ 穴が空いた。(笑)

しかし秋になって釣りシーズンになった途端、 あれだけ釣れなかった黒鯛もあっさり釣れてしまったなぁ。

思えば4ヶ月前、初心者丸出しで釣具屋に行っていきなり 「チヌ(西日本での黒鯛の通称)が釣りたいので安い道具ください!!」と 言い放ったことが懐かしい。

水族館で泳いでるのを見て研究もしたっけ。

いやーここまで長かった。

ちなみに西日本での黒鯛の呼称「チヌ」というのは、 30cm以上(生後約4年以上経過の固体)の黒鯛ことをさすらしい。

今回釣れたのは31cm。

ギリギリセーフ!!

このほかこの日は28cmの真鯛も2匹ゲット!!

いやー私の釣りスキルも上がったもんだなぁ。

↑エサつけて放り込んだら置き竿で待つだけの釣りなので 腕もへったくれもない。






  2009.9.6 釣り過ぎ

先週ついに目標である鯛を釣り上げた私。(真鯛28cm)

しかし!!当初の私の目標は黒鯛を釣り上げること。

真鯛の方が味・商品価値共にランクが上とはいえ、やはり黒鯛も釣ってみたい!!

この日は大潮?で、釣りの条件にはぴったりということで、またまた釣りに行ってきた。

……しかし!!

黒鯛は警戒心が強いのか全く釣れない……。

bane「ふう……。中々釣れないなぁ黒鯛……。」

先輩「いや、それだけ釣れれば十分だろ。」

そう。

黒鯛は釣れなかったのだが、大潮の影響か真鯛が釣れる釣れる。

25cm前後の真鯛が5匹!!

これだけあれば一品料理なんてけち臭いこと言わないで、 塩焼き・刺身・煮物・鯛めしなど文字通り鯛づくしが可能!! (麻生家の食卓がすごいことになりそうだ)

この調子で次回は必ず黒鯛を!!








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