封じられた能力:前編



えー。みなさん。お久しぶりです。

…既に過去の彼方に忘れ去られてしまったこのコーナー!!

みなさまから寄せられた熱い復活期待のメッセージによりついに復活です!! (嘘ばっかり)

……。

家の樹海に埋もれていた麻雀の記録メモを 偶然発見しただけとか、そんな理由ではありません。





……さてさてそんなわけで今回もいつものイロモノ面子で麻雀スタート!!

ちなみに今回からバンダナの強い要望によって赤牌抜きでやることに。


……。


てめーが最初に赤牌入れようって 言ったんじゃねえかよ!!

…まああれだけ好き放題に能力発動されちゃイヤになる気持ちもわからんでは ないが。


ともあれこちらも「運だけじゃん」とかいつもさんざん言われまくっている ので名誉挽回のチャンス!!

赤牌を使わない俺様のいぶし銀の技の数々とくと味わうがいい!!(謎)





ということで一半荘目。親は白石→バンダナ→bane→ポリの順。

おーし。必殺いぶし銀スタートダッシュ決めてやるー!!(だから謎)

とか意気込んでいた矢先……。

白石:「一発ツモデスヨぅ。」

  一発ツモ

バンダナ:「一発ツモ!!」

  一発ツモ  ドラ

二人の一発ツモ満貫構成で逆に先手を取られる!

……くそー。厳しいなこれは。

バンダナ:「よし。赤が無いから baneに得点能力無いしな。このまま逃げ切ろう」

……やかましい。

勝負はこれからじゃい!!赤牌無しでも勝てるとこ見せちゃる!!

bane:「白石、ロン。」

        ロン

bane:「3900。」

……。

バンダナ:「赤が無いから点上がらないで やんの。」

……えーいうるさーい!!

bane:「ツモ。」

  ツモ

bane:「700-1300。」

……。

バンダナ:「赤が無いから以下同文。」

だからうるさいっちゅーに!!

……しかしこれはちょっとマズイ。

本当に赤がないおかげでいつもの理不尽得点倍化が起こらない。

加えて今のリーピンツモ。いつもならウラとか で跳満までいっているところを(ならんならん)700-1300止まり。

赤牌無しの影響でウラ乗せ能力まで無くなっている!?

……。

仕方ない。こーなったら当初の予定通りいぶし銀作戦で行くしかない!!

bane:「流局テンパイ。」

bane:「さらに流局テンパイ。」

bane:「混一発。(親一本場で)2100オール!!」

よし!!苦しいながらも地道に稼いでなんとかトップ目!!

いぶし銀の技が光るぜぇ(どこが?)。

このまま我慢を続けられればなんとか…。

ポリ:「ツモ!!3200-6200。」

  ツモ  ウラ

……ぐはぁっ!!

予想もしなかったポリの跳満が炸裂!!(つーかお前いたの!?)

痛恨の親っかぶり!!今まで静かだったポリが一気にトップに。

あああせっかく地道にここまで来たのに(涙)。

…毎度いいところで和了りやがる。

しかしまだ5000点差。

次のオーラスでなんとか追い抜いてやる!!

ポリ:「バンダナロン。タンピン。2900。」

……(涙)。

あんたぁ最後の最後でいいところだけカッパギかい!!

奮闘虚しく、結果ニ着。…しくしく…。


一半荘目結果
bane+7
バンダナ-31
白石-20
ポリ+44



さてさてニ半荘目。

この半荘は序盤から叩き合いの場となる。

ポリ:「ロン。中のみ。1600。」

bane:「ロン。リーチ発ウラ。5200。」

白石:「ツモデスヨぅ。リーチ ツモドラで1000-2000デスヨぅ。」

バンダナ:「ロン。中ドラドラ。3900。」

東場は4者4様の和了り。

しかし南場。今回はこいつが前に出る!!

バンダナ:「ツモ!!」

      ツモ

バンダナ:「ダブ南混一。2000-3900。」

……ぐ…。ここでの7700は大きい…。

なんとか喰らいつかなければ…。

bane:「バンダナ、ロン。」

      ロン

bane:「ダブ南チャンタ。5200。」

よーし!!この直撃はデカイ!!

この調子で次の親番に連荘とかできれば勝ちはもらったも同然!!

いつものバンダナパターンから言っても次に奴はグズリ出すタイミングだろう。

……しかし!!

今回のバンダナはいつもと違った!!(失礼)

バンダナ:「ツモ!!」

  ツモ  ドラ  ウラ

バンダナ:「4000-8000!!」

まさに会心の一撃!!

二着目のbaneに8000点をかぶせる倍満ツモ。

おおっ!!今回すげーぞバンダナ!!

これでトップを不動のものに。

つーかおまえらなんで俺が親のときばかり高い手 ツモるんだゴラァ!!(怒)

……。

さて残すはオーラスのみ。

トップのバンダナとは今の一撃で25000点くらいの差になってしまった…。

これはさすがに逆転は無理。

仕方ない…サクッと和了ってニ着キープで行きますかぁ(下手すると三着落ち とか有り得るしね)。

……。

しかーししかし!!

東一以来静かだったこっちの男、このまま終わらせるつもりは全く無かった!!

ポリ:「ツモ!!」

  ツモ  ドラ

ポリ:「3900オール!!」

オーラス親番ポリはたったの一撃であっさりニ着baneを抜き去る!!

そしてさらに!!

ポリ:「ツモ!!」

  ツモ  ウラ

ポリ:「2700オール!!」

連続和了で一気にトップのバンダナと僅差に。

うわー。エグいなーこれ。

……などと言っている場合ではない!!

これじゃハネツモでもニ着にすらならないじゃん!!

なにこれ?三着キープとかしろと!?

あーもう仕方ない…。すればいいんだろ三着キープ!!

…とかグレたことをぬかしていると…。

  ツモ

……おおっ。なんかいい手になったぞ。

高目ツモってウラに乗せれば倍満じゃん(無理)。

三着キープならダマだが、わずかでも順位が上がる可能性がある のなら狙って行こうじゃないか!!

bane:「リーチ!!」

高らかとリーチを宣言。…これでリーチ棒差で白石に抜かれたらバカだな(笑)。

そして数順後…。

  ツモ

……(涙)

……いやね、展開としては予想してたけどね…。

…その、何と言うかせめて高目くらいは…。

だったらツモ切れ!!とかいう話もあるが、ここは弱気なbane。

思わず「ツモ。」の発声をしてしまった (弱っ)。

…まあ白石の捨て牌も煮詰まってきてたし、仕方ないか…(言い訳です)。


ニ半荘目結果
bane-20
バンダナ+46
白石-40
ポリ+14




バンダナ:「ツモォォォイ!!3000-6000!!」

        ツモ  ドラ

三半荘目はバンダナの力づく跳満で幕を開ける!!

…うーむ。やっぱし今回はなんか違うなこいつ。

ひょっとして赤なしパワー!?(何ですかそれは?)

……局が進んでもバンダナの勢いは止まらない。

バンダナ:「ロン。南のみ。1000。」

バンダナ:「ロン。ダブ東。3900。」

確実に和了りを重ねていき、トップの地位を固めだす!!

ポリがタンヤオでなんとかバンダナ親を流すが、その勢いは止まらなさそう…。

しかし!!

bane親東四局、ある男の暴挙によって事態は急変する!!

九順目bane手牌。

    ツモ

よし!安目を引いたがとりあえずのテンパイ。

ツモれば三暗刻で満貫もいける!!

とか思っていたのだが…。

同順。バンダナ打ち

…………。

bane:「カン!!」(核爆)

…………。

……いや、特に意味とか無かったんですよぅ。

ただ、なんとなく反応しちゃったっていうか(バカ)。

ところが!!このバカカンが全てを一変させた!!

bane:「リンシャンツモォォォ!!」

      ツモ

なんとをリンシャンツモ!!

符ハネした11600をカンさせたバンダナが責任払い!!

バンダナ:「何だよそれー(怒)。」

……いや、たしかに腑に落ちない気持ちも分かるけど。

ともあれこの直撃でbaneが僅差トップに!!

そしてこの和了りで、流れが急激にbaneに傾く!!

この親はポリに流されるものの、

bane:「ロン。平和。1000。」

bane:「ロン。白のみ。1000。」

bane:「ロン。ダブ南ドラ。3900。」

南場はまさに独壇場!!

とどめはオーラスの親番。

bane:「ダブリー!!」

  ドラ

をポリから討ち取り、南場制覇を達成!!

もちろん半荘トップ!!……ようやく……(感涙)。


三半荘目結果
bane+54
バンダナ+10
白石-23
ポリ-41



三半荘目までの総合結果
一半荘目 ニ半荘目三半荘目
bane+7 -20+54 +41
バンダナ-31 +46+10 +25
白石-20 -40-23 -83
ポリ+44 +14-41 +17



うーむ。まさに三つ巴の戦いだなぁ。

三人とも実力(運?)が拮抗してるだけあって気が抜けない…。

だがしかぁし!!

「赤牌の力だけじゃん」とか 言われないようにするためにも負ける訳にはいかなーい!!

後半戦、存在能力の違いをこいつら二人に見せつけてやる!!

(注:なんか一人忘れてない?)


つづくっ!!




次回予告:

久々に再開された今回の麻雀激闘記。

果してこのコーナーを覚えている人は存在するのだろうか?

そしてバンダナの黒い陰謀によって作り出された「赤牌なし」ルール。

「ただ普通のルールになっただけじゃん」とかのツッコミは来ないのだろう か?

剣を折られてもなんとか抵抗を試みるbane。

悪虐非道の手を尽くして勝とうとするバンダナ。

二人の不毛な戦いに決着はつくのか?

そして!!

今回結構文章長いにも関わらず、セリフが二回しかなかった白石!!

果して彼はこのまま人類の忘却の彼方へと消えていってしまうのか!?

次回「封じられた能力:後編」。

「このまま後編始まらない」とかいうパターンを予測しつつ待て!!