11月7日 (日)。
この日は某工業大学主催で行われる卓球大会だった。
この大会は毎年行われており、参加費 無料、参加者全員に参加賞配布、 上位入賞者には賞状に加えトロフィーが授与されるという非常にありがたい 大会のため、baneは毎年参加させていただいている。
しかしながら過去三回出場して、 三回戦敗退、四回戦敗退、四回戦敗退 とあまりいい成績を残せていない。
よし!今年こそはベスト8決定の 五回戦くらいまで行くぞー!! (なんか意気込むほど派手な目標じゃないけど)。
ということで会場の某工業大学体育館に八時半入り。
……前日は部活の練習で晩くに帰ったため、あんまり睡眠時間取れないで 相当に眠いが、まあ試合が始まってしまえばどうとでもなるだろう。
ここはテンション上げていこうじゃないか!!
bane「おっしゃー!!初戦はどいつじゃー!!」
アナウンス「一般の部はダブルスから入ります。
1コートは○番と○番入ってください。2コートは……」
bane「……!?」
そうかしまった!
こういう大会は通常ダブルスから試合が入る。
シングルスはそれが終わってからというのが常識だ(今頃気付くか!?自分)。
……ということで今回ダブルスの登録をしてない自分はダブルスが終わるまで ひたすら暇な時間を過ごすハメになった。
ううっ……暇だよー。
眠いよー。
同じ部活の人たちの応援も飽きたよー(不届き)。
用意されたコートは20コートあるのだが、そのうち半分は中学生の部が使用して おり、自分の出場する一般の部は10コートしか使うことができない。
さらにその10コートを男女で使用するわけで、試合の進行はどうしても 遅くなってしまう。
そういう物理的問題は仕方がないのだが、 やっぱり自分の試合のメドが立たないのは勘弁してほしいなぁ……。
bane「……ZZZ」
というわけで気が付いたら自分寝てた(爆)。
……いや、だって昨日の練習の疲れもあるしあんまり寝てないし……(最低)。
目を覚すと午後二時。
うわー会場入りしてから五時間半も たってるよ。
さすがに萎えるーこれ。
しかもどうやら口をあけて眠っていたらしく、後輩達からかってくるし……。
……なんかもうやる気ないっす。
……とか思いつつ眠い目をこすっていると、
アナウンス「男子シングルス二回戦。○○番baneさん
6コートに入ってください。」
……。
このタイミングで呼ぶんかい!!
……どうやら寝ている間にかなり試合が進行していたようである。
ううっ……このテンションで試合かぁー……(ため息)
しかしともあれ呼ばれた以上やるっきゃない。
ラケットとタオルを片手にbaneは指定コートにむかうのであった。
シングルス二回戦。VS主催校生。
自分は一回戦シードなので(ほとんどの人がそれだが)、 二回戦からの出場である。
相手は金髪、やや背が高い普通の大学生風(あだ名は 金髪に決定!!)。
所属は今大会の主催大学の生徒 (ちなみに主催大学はあまり強い大学ではない(失礼))。
やってみるとシェーク裏々のなんと サウスポー!!
台からやや離れた位置より横回転のドライブを打ってくる!!
これが結構入るので厄介!!
……だが。
いかんせんラリーが苦手のようで、 横回転ドライブをライジング気味(この方法でしか返せないけど)で逆サイド にブロックすると、第二波が入ってこない。
ふっ。温いな。こちとらコース狙ってブロックで 振り回すのが本職じゃい!!
コースやスピードのドライブを手数で攻められるときついんだけどね……。
結果。
11-7
bane 11-9 金髪
11-5
勝利!!
寝起き(オイ)で身体がなんか重かったから危ないシーンが目立ったけどね……。
シングルス三回戦。VS商業高生。
……三回戦はわりとすぐ呼ばれ、いいコンディションで迎えることができた。
トーナメント表を見るともう一方の卓球クラブの人(たぶんおじさん) が上がってきそうだったが、予想に反して相手は高校生である。
卓球クラブの人は大抵強い人が多いため、それに勝って上がってきたこの高校生、 あなどるべからずだ。
そろそろ目も覚めてきたし(今頃)、気を引き締めて試合開始!!
……イボショートマンだし……。
回転をキャンセルするラバーを使い、中央前に貼付きひたすらブロックしまくる という戦型である(説明口調)。
うちの部活だと旅団トミーの戦型だ。
弱い人は弱いが強い人はマジ強いというのも特徴。
さて、この高校生は……
……弱いし…… (失礼だけど本当だからなぁ)。
こちらのスピードと前後へのボールの落とし場所による緩急に全くついてこれない。
というか、普通のボール打ち返せなさすぎ。
……どうやって初戦勝ったんだろう……?? (マジ失礼。ゴメンネ。)
結果。
11-3
bane 11-4 イボ高校生(ヤなネーミングだな)
11-6
勝利!!
相手弱いとか言ったわりに点取られすぎだって……。
シングルス四回戦。VS 餃子大学生。
さて、……ついに強敵登場である。
baneの地元、某餃子の街にある大学。
この大学の卓球部はウチの大学卓球部と交流があり、定期戦も開かれている。
ここ何年かで強い部員が多数入り、リーグは四部だが(ウチは三部)、 実力は三部クラスと詠われる大学だ。
そしてbaneの相手。
新人のレギュラー、H。
実績。
過去にウチの準エースを倒す。。
……俺勝てないって(涙)。
ウチの準エースは今年入った期待の新人で、いろいろな試合で安定した勝ち 方をしてくる実力派である。
ちなみにbaneは部内で一度も勝っていない(情けない……)。
そのウチ準エースに(ぎりぎりだったけど)勝っているヤツに、 準レギュラーごときのbaneが勝てるのか?いや勝てない!!(反語)
……くそーなんとか一矢報いてやるー!!(すでに負け覚悟)
……で、試合開始!!
Hはペン表の速攻型。
前でバシバシ角度打ちで攻め立てるという超攻撃型である。
……さすがにうまい!!
ペン表は扱いが難しく、入れば速いが少し角度がずれるとミスになってしまう。
しかしHは、こちらがそのミスを狙って打ったタイミングを外したボールに対し、 ゆっくりとしたフォームのドライブで上手く合わせてくるのだ!!
そして少し甘い玉が出てしまうとその瞬間に角度打ちがズドン!である。
……チッ。安定してミスらねぇ……。
……baneもコートを広く使った揺さぶりとタイミング外しで応戦するが (なんか姑息)、相手の安定が勝りあっさり2セット取られてしまった。
……くっ。後がない……。
ここでなんとか反撃を試みるべく、3セット目にbaneは勝負に出る!!
角度打ちは止められないが、タイミングを外した時に打ってくるドライブは 打ち返しが可能。
ならば、 そのドライブを打たせて一か八かカウンターを思い切り叩き返す!!
この作戦が功を奏し、奇跡的に連続でカウンターを決め、点数に差をつける。
三セット目:bane 10-4 H
よしあと一点!!
このセットはもらったな。……しかし次のセットどうしよう……。
……などと考えていたら……!!
バシッ!!
バシッ!!
バシッ!!
なんか急に決められだし、まさかの 8連続失点!!
bane 10-12 H
……三セット目、逆転負け(涙)。
つーか俺マジでヌルッ!!
まあそれだけ相手の方が一枚も二枚も上手だったってことだなこれ……。
結果。
7-11
bane 7-11 餃子大生H
10-12
負け!!(涙)
……なんとか一セット取って一矢報いたかったが……やっぱ実力差は
なかなか埋まらないよなぁ……。
……ということで今年もこの大会例年どうり(笑)、 四回戦負けに終わった(涙)。
まあでも色々練習になる事もあったし強い人とも試合できたし、 全体的に有意義に過ごせたよなぁ今回(待ち時間の件は除いて)。
よし!!次こそは四回戦に勝てるようにがんばるぞー!! (次出るか分からないけど)
そしてHよ!!
今回の屈辱はいずれ返す!!
首を洗って待っとれよー!!
絶対一セット取ってやるー!!(って勝つ気じゃないんかい……俺)